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1996年08月26日放送分 ちょちょしびりのコーナー - 深夜の馬鹿力データベース

1996年08月26日放送分 ちょちょしびりのコーナー

 その日僕は家族と旅行していました。
 旅館の温泉で体を洗っていると、体の下の方で"叫ぶ詩人の会"の人達が叫ぶスタンバイを始めていました。

 僕は直腸の先にある詩人達の口を座っていた風呂の椅子でふさぎ、必死に叫ぶのを控えてもらうよう説得していたのですが、さすがは正義感の強い詩人達。大腸の中で起こっているいじめの問題についてどうしても叫びたいらしく、説得に応じてくれません。

 仕方なく風呂から出て"詩人の会"の人達に心置きなく叫ばせようとトイレに行った所、リーダーのドリアン助川さんが登場。今まさに詩人達を尻穴から叫ばせようとしている僕に「僕たちは、大腸で起こっている(後ろのメンバー:起こっている!)、いじめに対して叫ばずにはいられない(いられない)。でも(でも)、叫ぶ事で君に迷惑がかかるようなら、僕たちは叫ぶのを止めよう。」と言い、詩人達を撤収させてしまいました。

 ドリアン助川の言葉を信じて再び風呂場に戻って湯船に浸かっていると、再び詩人の会が叫び出しました。僕はドリアンに「約束と違うじゃないですか!?」と言うと、ドリアンは「青春て、複雑だよね。」などと意味不明な言葉を発してどこかに行ってしまいました。
 そして僕の尻穴では叫ぶ詩人の会のライブが始まり、風呂場から人がいなくなりましたとさ。
 今から4年前、私が中学校2年生の時に鉄郎とメーテルが999に乗って私の腸にやって来ました。

 僕は毎朝学校に行く前に必ずトイレに行くことにしているのですが、その日は寝坊をしてしまったためにトイレに行く事が出来ませんでした。
 授業中は何とかなったのですが、給食が済んだあたりで鉄郎が「次の星にはまだ着かないのかい?メーテル。」と言い始めました。そして鉄郎の乗る999は次第に次の星"尻穴星"へと近づいていきました。

 何とか999の運行を遅らせて学校から走って帰りトイレで999を出そうとしたのですが、家のドアが開きません。そう、私は家の鍵を持たずに家を出たのです。
 もう999は"尻穴星"の手前まで来ています。
 私は真っ黒い車掌さんに999を止めてもらうように頼んだのですが、「駄目です。銀河鉄道管理局の規則によりそれは禁止されています。」と言い返されました。
 鉄郎も「メーテル、やっと次の星が見えて来たよ。」などと言っています。

 その瞬間、私の尻穴を999が汽笛とともにモリモリと通過していきました。
 私は気が動転したのか、そこに立ち尽くして誰もいない家のインターホンを2、3回鳴らしました。
 あれは僕が高校1年生、野球部にいた時、鬼監督と言われた体育教員兼任の監督に1000本ノックをさせられていました。

 ある日、弁当のミートボールが妙な味がしましたが、僕は元気にお召し上がりになり、いつものように放課後1000本ノックが始まりました。
 すると突然、急に僕のお腹の中の東京ドームが騒がしくなって来ました。
 どうやら日ハムのブリトーがフリーバッティングを始めた様子。僕のバックスタンドに向け快調にボールをかっ飛ばします。

 現実の僕はトイレに行きたくとも1000本ノックの真っ最中。途中で止めようものなら鬼監督の"素手5000本ノック"を受けさせられるのは目に見えています。
 踏ん張りながらもノックを受けているうちに、段々と東京ドームに来る選手が増えて来ました。
 清原に江藤、大豊に松井と名うてのホームランバッター達がどんどんバックスクリーンに向かって特打ちを開始しています。もう観客5万5千人の僕の東京ドームは満員札止め、大入り袋が配られています。
 次々と沸き上がるお腹の中の大歓声と、マンモススタンドを揺るがすウェーブに耐え切れなくなり、ついに鬼監督に「すいませーん監督、トイレに…」と叫んだ時、うなりを上げて痛烈なライナー性の当たりが僕のどてっ腹を直撃しました。

 そしてその現実の打球が僕の心の東京ドームの屋根を突き破ったのです。僕のお腹はコールド負けでした。
 頭の中で鳴り響く試合終了のサイレンとともに5万5千の大観衆はいっせいに外に飛び出していきました。ブリトーも清原も御満悦のご様子で引き上げていきます。よく見ると、王選手やベーブ・ルースもニコニコ笑いながら出て行きます。
 「王選手が相手じゃしょうがないなー」と放心状態でそんなことを考えていました。
 現実の世界では薄れ行く意識の中で鬼監督の怒りに震える大きな声が聞こえます。
 「神聖なグラウンドで…神聖なグラウンドで…」

 その後色々あって、僕は甲子園の道を諦め、生物部で残り2年半のハイスクールライフを過ごしましたが、悔いはありません。
 それが青春だったから。
 僕は先月までスーパーでアルバイトをしていました。なぜ先月までで辞めたかというと、やってしまったからです。

 7月、夏休み前の日曜日、僕のバイトしていたスーパーでは大安売りをするために朝から大忙し。バイトの僕は休む暇さえ与えられず、当然トイレに行く事も許されません。
 山ほど商品を移動させ、冷凍倉庫や暑い外を行き来しているうちに、僕のお腹の中に住んでいるバーバパパ一家がお出かけしようかと支度を始めたのです。

 僕は軽い気持ちで「オッケー、バーバ!今外に出してあげるからね。」とお腹の中に合図を出しトイレに向かいました。
 しかし店長の「何やってんだ、もうすぐ開店なんだから表のお客様を整列させておいてくれ。いますぐ!」という強い口調にトイレに行けず、外に出る事になりました。
 黙っていられないのがバーバパパ一家。「出してくれるって言ったじゃないかよ!約束が違うよぉ!」と一斉にブーイング。お出かけの準備が完全に整っている彼らは、外出しようと一斉に扉を押し始めました。
 現実の僕はというと、スーパーの表で押すな押すなの大騒ぎになっているオバちゃん連中相手に四苦八苦。
 僕のからだは内と外、両方に押されていました。

 体内のバーバパパは一家入り乱れて色んな形に変形している。おまけにいつの間にかバーバパパ一家の家はたくさんの子供達でバンバン膨れ上がっている。
 しかしそれに気付いた時には既に開店の時間。
 僕はバーバパパ一家に「頼む、出かけられない今日は。自宅待機!」と念じながら1パック75円の超破格の卵を売りさばいていましたが、お客様の「ねえ、この卵臭くない?」という苦情と、その臭いの発生源が2秒で判明した事により僕はスーパーをクビになりました。

 今思ってもどうやって、いつの間にかバーバパパ一家が扉をこじ開けて外に出たのかは憶えていません。
 あれは僕が中学校3年の時、修学旅行。修学旅行で東北に行った時のこと、バスで移動の最中に突然お腹の中のペプシマンが「デッツデデデーデッツデデデー」とリズムに乗ってオープンカーで僕の外に出ようとしていました。

 先生にそれとなく尋ねたのですが、東北の山奥を移動中という事で、次のドライブインどころか次の民家まで40分くらいかかるとのこと。
 そこで僕はペプシマンに出動を40分待ってもらうよう説得をする事にしました。
 「今、ペプシを買おうとして困ってる人はいない。確かに外で困っている人はいるかもしれないけど、あれはコカ・コーラ派だ。」といった説得の甲斐もあり、ペプシマンはしばらくするとお腹の奥の方へと消えて行ってしまいました。

 ペプシマンへの説得が無事終わると、僕は疲れ果ててバスの中で眠ってしまいました。
 それから何分も経たないうちにペプシマンはあれほど僕が説得したにもかかわらず、再びお腹のいい感じの位置でオープンカーのエンジンをルロロロローンと噴かし出しました。

 僕はペプシマンに「いい加減外に出ようなんて考えを持つのは止めて下さい!迷惑なんです!」と心の中で怒鳴ると、ペプシマンは悲しそうな顔をして僕に言って来ました。
 「仮に君が正義の味方だったとしよう。外で私に助けを求めるチビっ子がたくさんいる。君はチビっ子たちを見捨てることが出来るのか?」
 「いやいや、そういう意味で…言ったわけじゃ…」
 そう言った瞬間でした。ペプシマンはオープンカーのアクセルを思いっきり踏み込み、アナル方面へGO!爆走していきました。

 その日泊まった田沢湖の宿で僕と一緒の部屋の人は、僕にだけまくらを投げて来ませんでした。
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