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1998年3月9日放送分 自ギャグの詩 - 深夜の馬鹿力データベース

1998年3月9日放送分 自ギャグの詩

 わたしが小学校1年生の時の事です。
 当時私にはあまり友達がいなかったので、放課後は学校で1人で遊んでいました。その時よくやった遊びは、学校の駐車場の小石を投げるというものでした。
 しかも、ただ投げるのではなく、駐車場の近くにあった変電室の屋根に乗っけるという、5、6年生がよくやっていた、1年生にしては高度な遊びです。
 当時、学校の駐車場はアスファルト舗装されておらず、砂利だったので手頃な石がたくさんあり、私はどんどん投げました。
 幸いにも小学1年の私の腕力と人通りの無さが、小石による怪我人を出す事はありませんでした。それと同時に小石がきちんと屋根に乗る事もありませんでした。

 何日も何日もやり続けていると、だんだん飽きてきました。
 もう石を投げるのは嫌になったので、今度は小石を積んで遊ぶ事にしました。
 その時、私は何を思ったのか、ただ積むだけでは面白くないという理由で、手近にあった車のタイヤの所に積み上げる事にしました。
 そして4本のタイヤの周りにびっちり石を積むと、日がかなり沈んでいたので家に帰りました。

 次の日いつも通り学校に行くと、朝の会の時に担任の様子が変です。
 そして先生が話し出しました。
 「昨日先生が帰ろうと思って車に乗ったら、エンジンはかかるのに車が前にも後ろにも動かないの。どうしてだと思う?それはね、タイヤの所に石が積んであったの。誰か、やった人は素直に名乗り出なさい。」などと、尊敬すべき先生が泣きながら言っているではないですか。
 もちろん犯人は私です。でもまさか担任の車などとはこれっぽっちも知りませんでした。
 しかし先生の話を聞いた直後、私の脳裏をよぎったのは「今素直に出ていったら先生の部屋(職員室)に連れていかれ、死刑。」
 結局、先生には本当の事は言えず、全校の問題にまで発展し、『小石を投げない・積まない』という新しい校則まで作られ、さらには駐車場は全てアスファルト舗装されました。

 あれから11年という月日は流れましたが、伊集院さん、こんな私は大丈夫でしょうか。
 無事に3年生になれるんでしょうか。

 (PN:こ(中略)み)


 当時、私の通っていた中学では、2年の時に湖のほとりの山に囲まれた所で林間学校というイベントがありました。湖でボート漕ぎやキャンプファイヤー、フォークダンスなど中学初のお泊り期間です。3泊4日。
 しかしこれは旅行ではなくあくまで学校なので、所持品にかなりの制限が課せられていました。
 お菓子やガム、ウォークマンから湖が汚れるという理由でシャンプーに石鹸、ヘアムースなどは御法度でした。
 厳しい条件ではありましたが、いざ始まるとこの学校、楽しくて仕方がありません。この狭い狭い学校に幸福な時間が流れました。

 2日目、私たちは男子が湖の自然を守るため湖周辺と宿舎周辺のゴミ拾い、女子は宿舎内で清掃をさせられました。
 案の定女子は先に終わり、バスタイムに移ります。
 一方男子は未だにゴミ拾い。男子は不満たらたら。中には怒っている奴もいます。
 僕のグループ5人の1人が「こんな事してないでさ、女湯覗きに行かない?」という明らかな思い付きを口に出し、これがいけなかった。
 僕らのおピンク様が目覚めてしまいました。さらに好きでもない清掃をさせられている事への怒りと、赤信号皆で渡れば怖くないという理屈が僕たちを動かしてしまいました。
 僕たちのグループは宿舎に一番近く、先生たちはゴミ拾いに夢中で僕らに対してノーマーク。天も僕らに「女湯に行け、行くのだ、行かねば」と言っています。
 ということで女湯に行ってみると、建物の裏側の少し高い位置に窓を発見。そこから湯気がモックモク。人が覗けるほどの隙間もあります。
 僕らはそこに接近しました。

 その時、「何してるの!」
 女教師に捕まってしまいました。
 まさか「裸(ら)を見に来た」などとは言えるはずもなく、説明できない僕たちは観念しました。
 「もうダメだ。もうダメだ。もうダメだ。」
 しかし、私は風呂の窓のすぐ下に不自然に置いてあるナップザックを発見しました。
 私は瞬時にひらめきました。ここからは私の独り舞台です。
 「先生、実はですね、僕は聞いてしまったんです。女子がこっそり禁止されているシャンプーとか石けんを持ってきていることを、ホラ、あの袋です。これ、この袋の中に。僕はこういう不正が許せなくて、取り上げて先生に提出しようと思っていたんです。」
 先生は「見せてご覧なさい、あら本当ね。全くこんな事して良心が痛まないのかしらね。」
 僕は勝ったのです。逆転勝訴です。他の4人は僕をヒーローのように熱い眼差しで見てくれました。私たちは難なくこの場をしのぎました。
 しかしこの時はまだ気づいていなかったのです。事の重大さに。

 その日の夕食後、異変が起こりました。行われるはずだったゲーム大会が中止になりました。
 理不尽な中止宣告に生徒たちは実行委員のT君に詰め寄ります。しかしT君はうつむいたまま。
 全校生徒は広場に集合を命じられ、そこに生活指導の教師が現れました。
 そして一言、「全員正座。」
 ただならぬ教師の表情に生徒はみな黙ってしまいました。
 教師は、「この中にルールを破った人がいました。心当たりのある人はいますね?そうです。ルールを破って持ってきてはいけない物を持ってきた生徒がいます。よって抜き打ち持ち物検査をします。今皆の部屋で担任の先生が皆の荷物をナウ調べています。」
 あまりの急展開にみな唖然としていました。
 30分後、先生たちが御法度グッズを持ってきて全生徒の前にまとめて置きました。
 そこにはお菓子、ジュース、CDプレイヤー、ラジオ、ゲームボーイ、シャンプー、中でも最大のインパクトは液晶テレビでした。
 その後、就寝時間までお説教が続きました。一番可哀相だったのは一晩中正座させられたN君です。彼は液晶テレビを持ってきてクラスの仲間とおピンク番組で大フィーバーする企みを中止されたそうです。

 3日目、話題の争点は一体誰が先生にチクったのかという方向に向かって行きました。全生徒間で不信感が漂っています。
 僕は社会で習った中世の魔女裁判を思い出していました。
 本来、ヒーローであるはずのジャンヌ・ダルクでさえ、魔女として裁かれた。
 世界史豆知識が私の頭の中でグルグルと回っていました。
 確かに僕は仲間の危機を救ったジャンヌ・ダルクでした。
 でも僕は、単に仲間を売った裏切り者、魔女なのでしょうか。
 最終日のキャンプファイヤーが、私は何か恐ろしくなって、一人で震えていました。

 伊集院さん、大丈夫ですか?
 あのキャンプファイヤーは僕をあぶってはいませんでしたか?

 (PN:一等星シリウス)


 小学校の時って、クラスでクリスマス会やりますよね?そこでプレゼント交換やった人も多いはずです。私もそんなクラスにいました。
 先生の「プレゼントにかけるお金は300円まで。出来れば、手作りが心がこもってていいね。」という言葉を信じ込み、私は300円だけを握り締めデパートに行きました。
 しかし、300円で買える物などあるはずはありません。気が付くと私は紙粘土を手に取っていました。
 「そうだ、これで人形を作ろう。」

 夜、こたつの上に粘土を広げ考え込んでいると、テレビでわくわく動物ランドが始まりました。今日はラッコの特集です。
 私はピンとひらめき、「よし、ラッコの人形にしよう!」と決めました。
 初めはリアリティを追求した芸術作品に仕上げるつもりでしたが、番組が終わるとラッコの様子がわかりません。
 だから、番組が終わってから製作された後半半分は、自分が勝手に想像したラッコ風。せっせとせっせと作りました。
 図工が2であった私が見るに、ラッコが出来上がりました。妹に見させると、「クマ?ねぇお兄ちゃん、クマ?」
 私、口をパクパクさせながらラツコ、ラツコ。」「ああ、ラッコ?」
 やっと自分好みの答えが返ってきました。
 私は「ラッコもクマもネコも、耳がありヒゲがある、そしてつぶらな瞳を持ち、哺乳類。同じ同じ。」と割りきり、仕上げとして作品を入れる箱はないかと見渡すと、大きさ、形といいグッドな箱を発見しました。ティッシュの箱です。
 私は中身を抜き取りはさみで上面を切り抜き、ラッコを入れ、最後はスーパーの半透明の袋とテープでラッピングしました。
 その日は安心して寝ました。

 次の日プレゼント交換の時、私は自分のプレゼントが皆とかなり違う事に少々ショックを受けましたが、私にしてみれば「どうせ他人がもらうんだから大丈夫。」と決める事で乗り越えました。
 私に回り回ってきたのは、女子が作った手作りクッキーとクリスマスカードでした。
 私はその場でクッキーをほおばり、しばし至福の時を過ごしました。

 帰宅中、女の子に出会いました。当時、私が好きだったSさんです。
 私はいつも彼女と話す時ドキドキしてしまうほど大好きなのですが、表面は平静を保ち、「僕はクッキーもらったよ。君は?」と聞きました。
 彼女は「うーん…」と答えました。
 なぜ悩む?
 状況がわからない僕は、
 「ぼかぁねぇ、ラの付くプレゼントを出したんだ。」
 その時Sさんは、「え、ラ?」
 「ああ、ラの付くプレゼント出したんだけど。」と答えると、鈴木さんは、
 「私に来たプレゼントはティッシュペーパーに入った粘土だったんだけど、ラ、ラッコ?もしかして。」
 ドキッ。
 「違う違う、あの、僕のはラッパだったな。」
 私とSさんは黙ったまま下を向いて歩いていましたが、気が付くと僕は走ってしまいました。

 次の日、鈴木さんは学校でその事について何も言いません。
 よかった、気づかれてなかったんだと安心していましたが、掃除の時ゴミ捨てに行く途中、鈴木さんはぞうきんを絞っている私にこっそり、
 「ありがとう。飾っておくね。弟が笑ってたから私注意しといたよ。私、好きだな、ラッコ。」
 鈴木さんはそう言って立ち去っていきました。
 私はぞうきんをいつまでもきつーくきつーく絞っていました。

 私は彼女に嫌われてしまったのでしょうか。
 もしかしたら彼女は僕を恨んでいるでしょうか。
 そしてラッコはまだあるのでしょうか。
 あれは客観的に見てもラッコだったのでしょうか。
 教えて下さい。

 (PN:サンタになりたい)

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