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1998年11月16日放送分 自ギャグの詩 - 深夜の馬鹿力データベース

1998年11月16日放送分 自ギャグの詩

 あれは、僕が小学校3年生、弟が同じく1年生だった時の事です。
 当時僕たちの小学校の校庭には「回転板」という、水車を横にしたような形の皆でくるくる回してそれに飛び乗って遊ぶ遊具がありました。
 いくら子供の力とはいえ、慣性の法則で物凄い勢いで鉄のフレームが回転する様は、今考えても十分危険なものですが、その危険度が故にでしょうか、当時僕たちの間では人気No.1の校庭遊具でした。

 その日の放課後も僕は弟と他数人の友達と、その回転板をぐるぐる回して遊んでいました。
 すると突然、僕の握っている鉄パイプに「ゴン」という振動が伝わり、一瞬間を置いて「アー!!」という叫び声。
 見ると弟が頭から血を流し、泣き叫びながら立ち尽くしています。
 「うわっ、しんちゃんの頭からすっげ血が出てる、やべ死んじゃうよ!」
 周囲の友達たちは大パニックです。そして僕もパニックでした。
 「とっ、とりあえず家に帰ろう。」
 今思えば小学校の校庭です。放課後とはいえ保健室ぐらい開いていたはずですが、僕の家は学校から歩いて5分ぐらいの近所だった事と、かなりパニックになっていた事で、頭から血をボタボタ垂らし泣き叫ぶ弟を連れて帰る事にしました。
 しかし、血と涙で物凄い形相で泣き叫ぶ弟の手を引いて家に向かう途中、僕は何だかとっても怖くなってきました。
 そして家と学校の中間ぐらいまで来た時、血まみれの弟を一人残して、僕は何故か逃げてしまいました。
 僕は校庭の友達の所に戻りました。
 皆は「しんちゃん大丈夫?」「平気だった?」としきりに聞いてきましたが、僕は「全然平気。」と言ったきり、黙ってしまいました。
 その後夕方になり、次々と友達は帰っていきましたが、僕は7時ぐらいまで1人で校庭で遊んでいました。
 ふと手を見ると、爪や指のくぼみに弟の頭血が土ほこりと混ざり、こびり付いていて物凄く嫌な気分になりました。

 家に帰ると僕は母に引っ叩かれました。弟は頭に真っ白い包帯をぐるぐる巻きにして、茶の間でテレビを見ながらケロリとアイスを食べていました。
 母には散々叱られましたが父が「しょうがないなぁ、お前も怖かったんだよなぁ。でも、お兄ちゃんなんだから弟を残して逃げたりしちゃダメだぞ。」と、少し笑って言ってくれました。
 僕は途端に泣き出し、泣きながら弟に謝りました。
 あれから17年、現在サラリーマンをしている弟と無職24歳の僕はそれでもとても仲が良いです。
 でもふとした時にあの時の事が思い出され、とても申し訳ない気持ちになります。

 伊集院さん、こんな僕ですが大丈夫なんでしょうか。
 あと、優しく接してくれた父の過去にも何かあったのでしょうか。

 (ラジオネーム:激痛)


 あれは、僕が小学校3年生の時でした。
 僕の家は母子家庭で、母が夜に働きに出ていました。それで僕はいつも母の友達のおばさんの家に預けられていました。
 僕はそのおばさんもその家もとても好きで、寂しいという事はありませんでした。

 夏休みに入り、僕の家にある事件が起こりました。母が入院したのです。
 そこで僕は母が退院するまでおばさんの家に泊まる事になりました。
 1日が過ぎ、2日が過ぎ、そして運命の3日目です。
 僕は退屈で何気なくおばさんのお母さん、つまりこの家のおばあちゃんの部屋に入りました。
 そして何気なくその部屋を物色していると、ある物が見つかりました。
 お金でした。
 それも、小学校3年生で母子家庭の僕が見たこともないような大金で、言うなれば僕にとって宝発見でした。
 それはおばあちゃんの使っている筒状のイスで、僕はその宝、宝というか112万円を見て思いました。
 「ははーん、これはきっとおばあちゃんがここに隠して忘れているんだ。」
 とりあえず1万円を持って知らせに行きました。しかしおばあちゃんがいません。

 そうこうしているうちにその当時一番仲の良かった友達のK君が遊びに来ました。
 「カードダスやりに行こうぜ。」
 僕は「よし、行こう。」と言いました。
 当時僕たちの間ではカードダスが流行っており、僕たちは夢中で近所のおもちゃ屋に走りました。
 まず僕がやりました。そしてK君がやりました。
 「ねえ、いいの出た?」「全然出ないよ。」
 するとK君が「あと2回やればキラキラが出るのにな。」と何の根拠もなく言いました。
 そのK君の目は僕に「やれ」と言っている目です。
 でも僕にはお金がありません。
 ポケットの中を探ってまで…ありました。ありました。宝がありました。
 するとK君が「すっげー、どうしたのそれ?」と言いました。
 「えっ、これ?これは、もらった。」と言ってしまいました。
 それから僕たちは鬼のようにカードダスをやりました。そしておばさんの家に帰りました。
 誰も僕が宝の一部を持ち出したことに気づいていません。僕は安心しました。

 そして次の日近所のゲームセンターに出かける時、また僕の手には宝が握られていました。
 当たり前のようにゲームを始めた僕には、これっぽっちの悪意もありませんでした。
 「僕が発見した宝を僕がどう使おうと勝手だ。」
 既にこの宝はおばあちゃんの物ではなく、どこをどう間違ったのか自分が発見した宝になっていました。
 そしてそんな宝を1日1枚ずつ使う日々がまるまる1週間続きました。
 そして8日目の朝、何かおばちゃんが騒いでいます。
 僕はすぐ気づきました。宝関係のことだ。
 僕はとりあえず寝た振りをしました。でも案の定起こされておばさんに聞かれました。
 「おばちゃんの部屋にあった7万円知らない?」
 「知らないよ。」
 ウソをつきました。でもどう考えても犯人は僕しか考えられません。おばさんの疑いの目は僕しか見つめていません。
 それから8時間ほどの尋問が続きました。しかし僕は口を割りませんでした。
 本当のことを言ったらお母さんに怒られる、その一心で絶対に口を割りませんでした。
 すると、おばちゃんが変なことを言い始めました。
 「それじゃ神様に聞きに行こう。」
 ボケたのかな?僕は思いました。
 しかし違いました。おばちゃんが言うには近くの寺に何でも教えてくれるお坊さんがいるらしいのです。
 僕は、
 「もうダメだよ。神様が相手じゃウソがばれちゃうよ。」
 そう思いました。

 そして運命の時です。目の前には神様と話ができるお坊さんがいます。
 何か始めました。
 するとおばちゃんが神様らしき人に尋ねました。
 「7万円を取ったのは誰ですか?」
 直球でした。
 すると神様らしき人のお告げをもらったお坊さんが答えました。
 「あなたのお金を取ったのは…」
 もうダメだ。神様は何でもお見通しだ。

 「あなたのお金を取ったのは、女の子です。」

 涙が出てきました。もちろん、歓喜の涙です。
 それからの事はよく覚えていません。
 1つ覚えているのは、そのころよく遊んでいた2つ年上のYお姉ちゃんがあまり遊びに来なくなったことです。それから僕は今まで何にも犯罪を犯さずにここまでやって来れました。

 伊集院さん、僕は大丈夫ですか?
 そしてあの神様大丈夫ですか?

 (PN:すんてつ)

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