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1997年12月22日放送 自ギャグの詩 - 深夜の馬鹿力データベース

1997年12月22日放送 自ギャグの詩

 山下君へ。
 小学校の時、君のランドセルなくなっただろ?
 学校の隣の、神社の古井戸。今は埋められているけど、掘ってみな。
 …ごめん。

 (千葉県野田市・PN:NaCl変換Na++Cl-)


 毎年、年賀状を書くこの時期になると、私の閉ざされていた心の扉が、いつも開きかけます。
 そう、あれは確か小学校の高学年の頃、その当時私たちの仲間内では好きな女の子から年賀状をもらえるかどうかが話題になっていました。
 かくいう私も、当時好きだったSさんから年賀状をもらえると嬉しいなぁと思っていました。
 そんなことを考えながら終業式の日を迎えた私と友人数人は、当時カギッ子だった私の家に集まり、年賀状の話題で持ちきりでした。
 その時、友人Yが「正月にもらう年賀状を見せ合いっこしよう」という企画を提案しました。
 私の「そんなのやめようよ」という叫びは無視され、その企画は可決されました。
 みんなで年賀状の見せ合いをするということは、イコール女の子からもらった年賀状を自慢するということなんです。その自慢大会で切り札になりうる年賀状は、やはり好きな女性からの年賀状ということになります。
 そこで私は勇気を出してSさんに電話をし、恥を忍んで「これこれこういう訳で、年賀状をくれないか」と直接お願いしました。
 すると、Sさんは「ごめんね。今年、おばあちゃんが亡くなったから、うちは年賀状が出せないの。」と言いました。こう言われては私も無理にお願いすることはできません。
 気づいたら、私は、Sさんの名前で自分宛てに年賀状を書いていました。

 そして年が明け1月5日の午後、始業式の日に集まったメンバーが私の部屋に揃っています。そして年賀状見せっこ大会が始まりました。
 集まったメンバーの中には、女性からまったく年賀状をもらえなかった友人もいたので、偽りの年賀状は出さずに済みそうだと思っていると、この企画を言い出した友人Yが本当に自慢げに女性からもらった年賀状を見せ出しました。その中にはYが好きなKさんからの年賀状もあり、Yは本当に得意面でした。
 そして私の番がきました。
 すると、1人勝ち誇っているYが「お前はさ、Sさんから年賀状もらったのかよ?」と私を焚き付けてきました。
 私は多分この時冷静さを失っていたのでしょう、「もらったよ。」と言ってしまいました。そして自分で書いたSさんからの年賀状を友人たちに見せてしまいました。
 すると友人たちは「この字Sの字?」とか「お前の字っぽいじゃん。」とか言い出したので、「ちげーよ!ちげーよ!」と言って年賀状を友人の手からひったくると、さっさと机の引き出しにしまいました。

 その後みんなで「お年玉いくらもらった?」とかゲームの話をしながら過ごし、1時間ぐらい経った頃、私の部屋のドアがノックされ、母親が私宛てにきた1枚の手紙を差し出しました。
 「誰から?」と言うと、「Sさんからよ。」
 一瞬頭の中が白くなる私。
 気がつくと、仲間の1人が私にきたSさんからの手紙をひったくり読んでいます。他の友人も横から覗いています。
 その後、Sさんからの手紙はそっと私に帰ってきました。内容は、「ごめんなさい、年賀状書けなくて。」といったような内容でした。
 私は思わずなぜだか、大きな声で「お前たち帰れよー!帰れよー!帰れよー!」と言ってしまいました。
 その後1人になり、Sさんからの手紙を握り締め、1人で泣いていた事を憶えています。

 学校に行くと、自分で書いた年賀状の事がクラスのほぼ全員にバレており、恥ずかしくなり私はゴーゴーラナウェイ、真夜中にラナウェイしてしまいました。
 その後、担任から親の会社へ連絡が行き、大騒ぎになり、思い切り叱られたことを憶えています。
 乱筆乱文、大変失礼しました。

 (大田区・匿名希望)

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