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1996年03月04日放送分 わたしはマインドコントロールされていたんでしょうか? - 深夜の馬鹿力データベース

1996年03月04日放送分 わたしはマインドコントロールされていたんでしょうか?

 虫が好きな子供はたくさんいます。
 昆虫博士的な純粋な虫好きと、ガチャガチャに入っていたスタンガンを小さくしたような軽い電流の流れるおもちゃで「残念だがお前は電気椅子の刑だ!」と言ってバッタやコオロギの体に電流を流せて弱らせるような、虐待的に虫が好きな人が2パターンいると思います。
 僕はもちろん後者です。

 ある暑い夏の昼下がりの事、僕が外で霧吹きで虹を作って遊んでいると、家の壁をアリが数匹はっている事に気が付きました。
 すかさず手にある霧吹きをシャワーモードから直噴モードに替え、アリを目掛けて乱射。何度撃ち落とされても虫けらのようにはい上がって来るアリたち。
 僕が悪の爽快感に浸っている所に姉ちゃん登場。本来なら「そういう遊びは止めた方がいいわよ」と来る所が、どうやら姉も僕と同じ正反対ムツゴロウだったらしく、「面白そう、あたしにもそのたけし城をやらせて。」

 姉は10分ほどで飽きたのですが、僕は物足りなさを感じていました。
 そして地面に穴を掘り水を溜め、手当たり次第にアリを投げ込み、泳ぎの上手いアリだけを助ける『水泳スクール』という遊びや、そのプールに細い糸を垂らし一番初めによじ登ってきたアリに『カンダダ』という名前を付け、2人目が登ってきたら「この糸は俺のもんじゃ!勝手に登ってくるでねぇ」とカンダダが言っている事にして、カンダダの目の前で糸を切るという『蜘蛛の糸ゲーム』に発展していました。

 その夜、水泳の下手だったアリ達の怨念によるものか高熱を出し、夏風邪をひいてしまいました。
 それ以来僕はアリの怖さを知り、アリに対して手を出さなくなりました。
 代わりにトンボの羽ちぎりは始まりましたとさ。

 (青森県・PN:フルーツドロップ)


 なぜあの時私は、あんなにも狂おしく彼を求めていたんだろう。彼とは、スーパーの食料品に貼ってある、値段のシールの事です。
 小学校1年生の頃、何を血迷ったかこのシールを溺愛していて、サンリオのキキララちゃんのメモ帳に1枚ずつ奇麗に並べて貼っていました。
 ところがこの密やかな楽しみに妹が参入してきた事で事態はエスカレートします。
 シールをコレクションするという当初の目的はどっかに吹っ飛び、買い物から帰ってくる母親を玄関で待ち伏せて買い物袋を奪い合い、先を競って値段の高いシールを取ってはおでこに貼りつけ、「あんた148円?やっすーい。私398。」などと自らを商品と化したり、そのうち値段シールだけでは飽きたらず、『特売』や『広告の品』などのシールにまで手を広げてしまい、最後にはリンゴにかぶせてある変な白い網や長ネギに巻いてあるセロテープを後生大事に持っていました。

 それほど夢中になっていたシール集めも、妹に勝ちたい一心から道を踏み外し、自らスーパーに出向いて片っ端からシールを剥がしている所を店員に見つかった事で、あっけない結末を迎えました。

 それにしてもなぜあの時、私はあんなにもおかしくなっていたんでしょうか。やはりマインドコントロールされていたんでしょうか。
 だとしたら一体、誰が何の目的で…?

 (東京都葛飾・PN:ビリンダ)


 今晩は伊集院さん。早速ですが、僕もマインドコントロールされていた時期がありました。

 当時中学校2年生の僕の周りはもう何が何でもガンダム。きらめく青い初夏の教室では皆その話で持ちきり。
 僕のクラスでも盛り上がっており、クラスの番長格でもある僕が心でひっそり呼んでいた『ドム』こと石橋君が「皆、俺様がジオラマを作るから3日以内にガンダムのプラモを1つ以上持ってこい。」
 持ってこないととてつもなく痛い目にあうため、ドム以外のクラスの皆はくじ引きで何を買うかを決めました。
 僕は出来れば自分の欲しいやつが当たればいいなあと思っていました。前から引いたやつはガンタンク、ギャン、ジム、ガンキャノン、戦艦ムサイなどどうでもいいキャラクターを出し切っていたため、早速僕の番。出た物はジオングでした。

 最初は「やったー」と喜んだのですが、そいつがまたとんでもないやっかいな奴で、ジオングはシャア専用ゲルググと同じぐらい入手困難。しかもその月はゲームウォッチ『オクトパス』を買ってしまったため、お小遣いが底辺をついていました。
 お金が無い事と入手困難な事を友人に相談した所、卓球部の寺田先輩にお願いするといいとの事。
 早速寺田先輩に相談。献上金200円を払い、お金の稼ぎ方とプラモの入手ルートを聞き出し、家に帰り近所の家からコーラの瓶を拝借。10軒ほど探したのですが15本ぐらいしか集まらなく、一時退却。

 仕方なく家に帰ると4歳の、まだガンダムの何たるかを知らない妹が待機していました。何かと思いきや「遊ぼう」と言ってきましたがそこは僕、うまく振り払い、とりあえず自分の部屋に。
 後でママさんにお小遣いの前借りのことを言うと、「妹と遊んでやればお小遣いをやるざます」との事。
 仕方なく妹の小聖(こせい)を連れて行き、江戸川区は鹿骨の遠藤模型に電話。
 「もしもし、ジオングが欲しいんですけど。」と言うと、「それじゃですね、抱き合わせなんですけどロボダッチと戦艦ムサイ、どっちがいいですか?」とおっしゃいました。「それは何?」を言わせないばかりに「どうすんの?こっちは忙しいんだから。早くしてよ。」「えっ、ロボダッチって何?」「なくなるよ!」「えっ、じゃあムサイ。」と言ったのですが、「あごめんちょっと待って、今ムサイなくなったから。えー、ということでお待ちしてまーす。」と僕の会話はフェードアウト。電話を切ってしまいました。

 僕は渋々その模型屋を妹の手を引きながらやって行きました。そこはまるで凄まじい長蛇の列。真っ昼間の午後1時、日陰なしの炎天下。
 僕と妹はもうろうとなり半べそかいて立っていると、妹が「アイス買って、アイス買って」とダダをこねました。
 僕は妹の手を引き、とりあえず後ろの方の順を取ってもらい、アイスを買いに出かけ安いアイス(四角いホームランバー、1本30円)を勧めたのですが、妹は「これがいい」とカネボウアイス『宝石箱』をすかさず手に取り勝手に食べてしまいました。

 渋々妹の頭をぶっ叩きながらプラモデル屋に戻るとすぐにプラモデル屋に入れる状態になっていました。
 おばさんに「滝沢ですけど、ジオングの予約で…」と言うと「予約連絡で50円頂きますが」と言われ、渋々プラス50円と埃の付いた抱き合わせの4個パックのロボダッチを引き換えにお金を渡した所、妹が突然胸やお腹などをさする化学反応を起こしました。
 「何だ、どうしたんだ」と心配しながら聞いてみると、「どうもコアファイターのあたりが痛い」とのたまわり、店の中で唸りながらガンダムになった妹はそのままのた打ち回り、病院に運ばれて行きました。
 妹の病名は古いアイスを食べての食中毒という事。

 色々ゴタゴタがあり、やっと自分の部屋に戻り、やけくそにお約束のガンダムカラーを吸いながらプラモを作りました。
 僕は結局600円のプラモを買うのに対しロボダッチ300円、妹のアイス100円、先輩へ200円、予約代50円、救急車に連絡した10円、合計1300円弱がかかってしまいました。
 次の日、石橋君はその事が友人の田原君にチクられて先生にこっぴどく怒られ、ガンダムはそれ以降禁止になってしまいましたとさ。

(東京都足立区・PN:滝沢みない)
ここは記事下のフリースペースです
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