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1997年8月11日放送 自ギャグの詩 - 深夜の馬鹿力データベース

1997年8月11日放送 自ギャグの詩

 あれは私が小学校低学年の頃でした。
 私はクラスメートの渡辺君に、渡辺君の友達の家に連れて行かれました。その友達の家でファミコンをやっていると、部屋の片隅にはその当時私たちの間で大流行していた人形消しゴムがたくさんカゴに入っていたのです。
 渡辺君がトイレ、その友達がジュースを取りに行った時、僕はそのカゴから一握りの人形をポケットへと詰め込みました。「これだけあればわからないだろう」。そんな気持ちがあったのかもしれません。

 しかし戻ってきた友達はそのカゴを見て首をひねっています。透明のテリーマンと角の折れたバッファローマンが無いなぁ」。不思議そうにしています。
 私がその場にいるのが苦しくなって、突然「もう帰る!」と言って勢い良く立ち上がりました。
 その時、僕の短パンのポケットから、アメリカの英雄テリーマンが。
 一瞬時が止まりました。
 するとその友達の友達はテリーマンを拾って僕のポケットに無言で詰めて、一息ついてから、「次からは、欲しいって言ってくれよな。」笑顔を投げてくれました。
 僕は恥ずかしいやら情けないやらでその家を飛び出しました。ポケットの人形がやけに重く感じられました。

 そして次の日、絶対謝ろうと思って学校へ向かい教室に入ると、黒板に大きく『泥棒大塚』とわざわざ黄色いチョークで書かれていました。
 「あの笑顔はなんだったんだろう…。」
 それ以来僕は1年間、『泥棒一家』などという個人にはふさわしくない名前を付けられ、枕を濡らし続けました。
 ただ一つ、先生だけは何を勘違いしたのか通知票に「大塚君はクラスの人気者です」と書いて下さいました。

 (PN:ビバ大塚)


 僕の自ギャグ。それは『広島カープ』を中学校の時まで『広島カーブ』だと思っていた事です。
 それについて級友と殴り合いになりました。当然人が集まってきます。そして止められます。
 ケンカの原因を聞かれ、「広島が絶対カーブなのにこいつがカープだって!」
 集まってきた友人全員が、「カープだよ。」と言い、僕は泣きました。しかも鼻血を出していたので女子が保健室に連れて行ってくれました。
 保健室でやっとのことで泣き止み、冷静になった時、僕の心の中では「もうこの学校にはいられない」という気持ちになり、保健の先生が職員室に先生を呼びに行った隙に、逃げました。
 当然今家に帰れば親に怪しまれ、学校に報告されるに決まっています。
 そこで僕は新宿に行き、伊勢丹のデパートの屋上に立てこもる事にしました。
 デパートの屋上で大体2時間ほど遊んだ頃でしょうか。段々寂しくなり、家に帰る事にしました。家に帰る途中、クラスの友人がいないか忍者のように隠れながら帰りました。
 家に着いて玄関に入って5秒後、母親の顔を見たとたん殴られました。
 学校の先生の所に謝りに行かされ、もう大変でした。

 (本名:かとうそういちろう)
 96.8.4 放送 (第95回)  
 僕は小学校4年の頃、ミニ四駆にがっちりマインドコントロールされていました。
 こんなに心酔しているミニ四駆。当然、専用のコースが欲しくなります。両親の財布から資金を集め、常連になった模型店へウキウキ気分で出かけました。
 早速購入したまでは夢に目をふさがれておりましたが、ここで1つ大きな問題が起こりました。「こんなに大きな物をどうやって運ぼうか?」
 親には内緒の買い物。でも小4の僕には持って帰る事は出来ない。
 そこで、親切な模型店の店員さんが「車で運んであげる」と言ってくれました。家の物置まで誘導し、さぁあとは運ぶだけだと思った瞬間、来ました、父親の車が。
 店員の「お坊ちゃん、どこに運べばよろしいのですか?」という表情と、親の不審そうな表情。
 僕は血の気が引き、頭の中で『家出』という単語が浮かんだ直後に走っていました。
 近くの公園で数時間1人で泣いた後、泣き止まないまま家に帰りました。
 思い出です。

 (青森県・PN:フルーツドロップ)


 小学校高学年の頃、私のクラスの女子の間で、答案用紙が配られたら必ず名前の欄に好きな人の名前を書いておいて、回収される直前に自分の名前に書き換えて提出するといい点が取れるというおまじないが大流行していました。
 プチレモンやマイバースディといった雑誌のう散臭さにはまだ気付きもしない純真なロリータ集団は、めいめいの想いの人のパワーを拝借してテストに挑み、答案返却後にはその効き目を報告しあったものでした。
 私も他聞に漏れず、大好きなあの人の名前を記してから計算問題を解く無垢な少女の一人だったのです。

 ある日の5時間目、待ちに待った国語のテストの返却が始まりました。
 「じゃあ、名前を呼ばれた人から前に取りに来て下さい。はい近藤君。…」
 あの人のパワーを借りたんだもの、きっといい点が取れてるはず。まだかな。まだかな。
 「…浅野君。…佐藤さん。…坂巻さん。…岡島さん。…石田さん。…渡辺さん。」
 あれ?おかしいなぁ。いつもなら石田さんの後に呼ばれるのに。
 「…岩崎君。…福田君。…砂川君。」
 …もしや。
 私はただただ自分の名が一刻も早く呼ばれる事を祈り続けました。しかしその願いも空しく、私以外の級友全員は既に返却された紙切れを眺めて一喜一憂しています。
 どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。
 その時です。先生がしばらく、私の名を声高らかに読み上げたのです。

 「松原桃太郎さん?」

 皆が笑ってる。その答案用紙はもちろん放課後にこっそり職員室にて受け取りました。
 せめてトム・クルーズにしておくべきだったと、一人後悔です。

 (千葉県・PN:ごみ。)
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