FC2ブログ

1997年7月28日放送 自ギャグの詩 - 深夜の馬鹿力データベース

1997年7月28日放送 自ギャグの詩

 あれは確か僕が中学校2年の頃でしょうか、当時、まあ今もそうなんですが、当時の僕は気の弱さ・気の小ささにかけては天下一品だったので、その影響で今まで延び延びになっているある決断をさせられてしまいました。
 そう、エロブックです。

 その日私は初めてエロブックを買いに行きました。店内には運良く誰も客はおらず、しかもレジには店長らしきおじいさんが。
 チャンス。
 僕は以前から目を付けていたエロブック、ちなみに文庫本タイプの写真集なんですが、これを選んだ事が後の命取りに。
 文庫本タイプの写真集とキン肉マンのコミックス3巻と7巻2冊を手に取り、そのキン肉マンの間にエロブックを挟むという、通称『エロサンド』を作りレジへ。

 とその瞬間、「木村さんごめん、レジ代わって。」「はーい。」奥から出てきたのはそれはそれは綺麗なお姉様。僕は「いやーまいっティング」とも思いつつ、まあここまでは「ノーアウト1塁、バッターは川相。さて川相は何をするでしょう?」ということぐらい予想のつく展開だったので、そんなことでは僕はまだ動じませんでした。もちろんこの時心臓は16ビートを奏でてはいましたが。

 しかしほんとの問題はこっからなんです。店員さんは2冊のキン肉マンを普通にレジを打ち終えたのですが、なぜかメインのエロ文庫だけはなかなかレジを打ってくれません。そしてその店員さんはエロブックを何度も何度もペラペラめくっているではありませんか。どうやら、本の間に挟まっているはずの注文書をお探しの様子。当然、柏原芳恵よろしく女性のヌードが行ったり来たり。
 しかもふと振り返ると、さっきまで誰もいなかったはずなのになぜか僕の後ろに4、5人並んでいらっしゃいました。いや、その皆様の僕に対する視線の熱いこと熱いこと。
 その時の僕の心境はと言うと、うーん、うまくは言えないんですが一つだけ言える事は、とりあえず消えてなくなりたいという事だけです。
 挙げ句の果てはその女性店員、「店長、店長!」と店内中に聞こえるバカでかい声で店長を呼んでくれました。
 気がつくと僕は、走って逃げていました。
 お楽しみ頂けましたでしょうか。これが私の自ギャグです。

 (千葉県・PN:山手線外回り)


 子供の頃から僕は自分の役割というか、立場を妙にわきまえた人間でした。
 当時の計測方法で肥満度30以上に太っていた僕は、デブとして毎日どんなに辛くても「これでいいのだ、毎日どんな目に会ってもこれでいいのだ」とニコニコと寛大に、まさに『デブ=いい奴』という宿命通りに自分を演じておりました。
 むろん給食はどんなに嫌いな献立が出ようとも3回以上おかわりし、クラスメイトの残した飯は「俺が食ってやるよ」と胸をドンと叩き、全て残さず食べて、これまた『デブ=食いしん坊さん』の宿命通りに踊っておりました。

 小学校4年生のある日、公園で友達4、5人で集まって『薬』という遊びをしていました。各自が家から薬になりそうな物を持ちより、ペットボトルにそぎ調合し、新薬を開発するという遊びです。
 物々しい色の新薬が開発されたその時、I君が「なあ、誰かこの薬、飲んでみろよ。」
 当時僕は『デブ=食いしん坊』の宿命の元に、人前で楽しそうにアリすら食べたことのある男でした。
 I君の言葉が冗談とも気付かず、ニッコリ微笑み、その薬を一飲み。
 それから3日間僕は生と死の境をさまよい、4日目の昼目を覚まし、5日目に登校しました。
 心配する友人を引かせてはいけない。その一心で僕が放った一言。
 「甘さが足りなかったね。」
 僕は正しかったのでしょうか。

 (千葉県柏市・PN:ミルク)

ここは記事下のフリースペースです
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://ijuinmania.blog84.fc2.com/tb.php/801-5d9399f4