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1995年11月13日放送分 珍肉番付 - 深夜の馬鹿力データベース

1995年11月13日放送分 珍肉番付

 僕の友人の広沢学君(仮)は我が高一の珍肉野郎です。

 彼はいつもは美術部でおとなしく犬を見ながら猫のような生き物を描いているのですが、ある日校舎の裏で放課後に、岩を相手に突きの練習をしていたのが見つかり、弱小で有名だった水泳部に無理矢理入部させられたんです。

 しかも入った日というのが水泳大会の当日。有無を言わさず100m自由形に出されたんです。学君は自由形だからどんな泳ぎ方をしてもいいと解釈し、ニヤリと笑い第3コースの飛び込み台へと歩いて行きました。
 そして号砲が鳴るなり、いざスタートしてみると、他のみんながクロールをしている中、学君はドリルのような妙な回転をしながら、しかも信じられないスピードでトップを奪い、そのままゴールしたのです。

 見事1位に輝いた学君だったのですが、その後顧問の先生が彼に何度普通のクロールを教えても、結局5m地点からドリルになってしまうため、彼がその他の大会に出る事はなかったものの、もし、もし万が一オリンピックの水泳種目に「ドリル」というのがあれば、きっと金メダルを取ったに違いありません。私は信じています。

 (東京都豊島区・PN:バチェラー命)

 [小結]


 今日の僕の推薦は、我が高陸上部のゴム帽子をかぶったゴリラこと神津君です。

 彼はそれまでにも110mハードルの最後のハードルを足首にひっかけたままトップでゴールするなど、伝説の多かった人でしたが、この秋高校生活最後の体育祭のリレーのアンカーとして登場。元々タイム的には素晴らしいものを持っていた神津君。大逆転の期待を背に、バトンタッチ。

 1位との差50m弱を縮めるために彼の頭の中のロケットブースターに火が入ったまでは良かったが、受け取ったバトンの持ち方が悪かったのと、大歓声を受けて力が入りすぎたのが災いして、彼が1歩踏み込むごとに振り上げたバトンが自分の鼻を何度も激打。トラックの4分の1ぐらいの所でボタボタと鼻血を流し出し、彼の走った後には『ヘンゼルとグレーテル』よろしく迷子にならないよう赤い線が点々と続いている始末。

 結局大逆転ゴールしたにもかかわらず、鼻血メイクの赤鬼に近づく者は誰もなく、1人ゴールでたたずむ彼は、白組代表なのにもかかわらず、赤組の選手になっていました。

 (東京都小平市・PN:淋しい人面魚)

 [小結]


 幼稚園の時の記憶なのでかなり薄ぼんやりとしているんですが、すーちゃんという近所の子供がいました。多分鈴原か鈴本だったと思います。

 ある日、幼稚園から帰ってからみんなで集まって缶蹴りをしていた時の事。いくら捜してもすーちゃんだけが見つからないので、鬼の私が途方に暮れていると、突如砂場の砂が盛り上がり、中からすーちゃんが飛び出してきました。
 私が恐怖でわんわん泣いてしまい、缶蹴りは中止になったものの、その後もすーちゃん命懸けの自分隠ぺい大作戦は続き、ある時は池の中に隠れて水面に顔だけ覗かせ、その自分の顔の上に葉っぱをかけていたり、ある時はごみ箱の中に隠れて頭の上に魚の骨をたくさんのっけて出てきたり、極めつけは幻の奥義『トマホークミサイル』。
 鬼の横をちり紙交換の車が通るやいなや、隣町まで行って予め隠れていた荷台から飛び出してきて缶を蹴る始末。

 こんなすーちゃんのトマホークミサイルは予想と逆方向に向かって走り出した車から降りられなくなり、大宮で保護されたあの日から陽の目を見る事はなくなりました。

 元気かな、すーちゃん。

 (大田区・PN:女性リスナーだってネタ書くよ・まみ2世)

 [大関]


 家から1里程度離れた僕のテリトリーにいました、かたまりが。

 そのかたまりさんは、CDレンタル店で働いている奴で、もう11月にもなるのにノーブランドのタンクトップを着ていたのがとても印象的でした。
 とにかく僕は谷村有美のニューアルバムを借りるべく、彼女のCDの棚の前に行ったのですが、そこにはかたまりさんが何か作業をしていました。

 見るとそのかたまりは谷村有美の棚に谷村真司や谷山浩子、挙げ句の果てには谷啓のCDまで無造作に入れていたので、「あのー、それ間違ってますよ。」と指摘した所、かたまり曰く、「谷村と谷村、一緒でしょ。」などと言い出しました。
 僕は「じゃあ、谷啓は?」と言いながらも腹が立ち、さっさと借りて帰ろうとCDを取り、カウンターに行きました。

 するとかたまりさんが今更白々しくマニュアル通りの微笑みを浮かべ、「いらっしゃいませ。」と言ったので、僕はCDを投げつけるように渡しました。
 するとかたまりさんは、ぶるぶると震えた手でバーコードを読み取る機械をCDのバーコードシールに押し付けた所、『パリーン』とすさまじい音が店内に鳴り響き、CDケースは粉々に砕けてしまいました。
 これにはさすがのかたまりさんも動揺したらしく、涙目になりながら散った破片を片していました。

 そんなかたまりさんの大きな背中を見ていると、なんだか「こいつもしかしていい奴かも?」と思った午後のひとときでした。

 (練馬区・PN:谷村有美プラスアルファ)

 [お前はチャンコでも作ってろ!!]

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